末期がん薬との付き合い方①

癌と分かっていて何もしないというのも物凄く勇気のいる事だと思います。現に私の母は医者からの治療(抗がん剤)を一切断っているので、癌に対して医療的な事は何もしていないに等しいです。

ただ、寄り添い正しい方法を伝えてくれる医師がおります。その方は主に訪問診療を主軸としている為に、外来患者さんの診察はなんと半年待ちという程。沢山の人達から信頼を得ているお医者様です。その先生にお会いしていなければ、母の体はもっと悪化していたかもしれません。

何事もなく、平穏なごく普通の生活が送る事が出来ているのは、先生のおかげだと思っています。

まず先生が仰ったのは今の薬をやめる

突然そんな事を言われても戸惑う方が大半かと思いますが、母の場合は薬を止めるべき状況でした。なぜなら、母はステロイド剤を減らす為に免疫抑制剤を処方されていたからです。一見いい様に思われますが、処方されていた免疫抑制剤はイムランという強力な薬です。本来は臓器移植をした方が服用される薬。それを喘息の薬と共に、長期に渡り数年間処方されたあげく、それをきっかけに癌が発症したと言っても過言ではないとのお話でした。

元々免疫抑制剤は長期間服用する物ではありません。そんな事は一般の素人でもわかりそうな事なのに、日本の医師は薬の知識があまりに少なすぎます。登録販売者の方がよっぽど正しい知識と知恵がありそうです。

最近名古屋市の高校生が、研修医の誤診によって助かるはずの命が奪われたというニュースを見ました。まだ16才。私にも同じ位の子供がおりますので、もし誤診によって正しい処置をしてもらえずに命を落としてしまったら。

胸が痛いどころの騒ぎではありません。

医者も人間なので間違いはあると思います。

ただ、自分が出す薬や診断には、命が握られている事をもっと理解してほしいです。

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